品質の高い製品を作るには、加工ロスをできる限り出さないことが重要です。ここでは加工ロスを未然に防ぐために知っておきたい、運用時のチェックポイントについて解説。生産性を向上させるためにも、ぜひ目を通しておいてください。
加工ロスとは、製造業などの製造現場で発生する損失のこと。切削加工における加工ロスは、刃物や素材の材質、加工機器の状態、切削条件などが関与しています。
加工ロスが多ければ多いほど良品を製造するためのコストが増加し、企業の収益性にも影響。素材や設備の費用はもちろん、人件費なども大幅にかさむことになります。また、加工ロスで発生した不良品を廃棄するためのコストや、再製造にも時間と費用がかかるため、企業にとっては大きな損失なのです。
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ここでは、切削加工の現場で加工ロスの原因となる項目を挙げていきます。
故障ロス | 切削機器の故障によって発生する不良部品の発生、時間的ロスを指します。 |
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刃具交換ロス | 切れなくなった刃具を交換するための時間的ロス。また、その前後に発生する手直しなどの物量ロスを指します。 |
段取り・調整ロス | 品種替えのために段取り・調整を行い、次に良品を製造できるようになるまでの時間的ロスです。 |
不良品・手直しロス | 不良部品が発生した際に、その手直しに伴う物量・時間的ロスを指します。 |
チョコ停ロス | ちょっとしたトラブルで、生産機器が停止することによるロスです。 |
加工ロスを防ぐためには、品質管理の要素である材料(Material)、機械(Machine)、人(Man)、方法(Method)、測定・検査(Measurement)といった5つのMを適正に保つことが大事。まずは加工ロスが起きている原因を調査するのですが、5Mの視点で調査を行うと原因を突きとめやすくなります。
とくに切削加工の現場では設備保全が重要視されており、使用している機器の性能・働きを従業員がしっかりと理解し、日常保全に努める必要があります。日常的に保全を行うことが、機器の劣化防止・不良品の発生予防につながると心得ましょう。
加工ロスはさまざまな原因によって発生するものですが、あまりにも頻度が多いと企業としての信頼性が低下し、社内だけでなく社外からのクレーム発生リスクが高まります。たった0.001%の不良率であっても、購入する人にとっては100%の不良品であるため、すべての製品を良品とする努力がメーカーとして必要なのです。
加工ロスを減らすためには、新しい設備の導入も有効です。とくにスイス型CNC自動旋盤は従来のCNC自動旋盤に比べて安定した精度での連続加工が可能。こういった設備を導入することも、メーカーとして検討してみると良いでしょう。
日本のCNC自動旋盤メーカーの中でも、主軸固定型CNC自動旋盤とスイス型CNC自動旋盤の両方をラインナップしている3社に着目。スター精密、ツガミ、シチズンマシナリー、それぞれのメーカーとしての強みや主力製品などを紹介します。
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