創業以来、「加工」の革新を求め続けてきた理研製鋼株式会社を紹介します。同社の特徴や沿革、提供しているCNC旋盤の特徴やアピールポイントなどについてまとめていますので、CNC自動旋盤の導入時などに参考にしてみてください。
理研製鋼株式会社は、工作機械の設計・製造・販売や切削工具の製造・販売、特殊鋼鋼材・同二次製品の製造・販売、各種異形品の製造販売などを手がけている企業です。1935年の創業以来産業の基礎となる「加工」に注目し、さまざまな分野に提供してきたという歴史があります。
同社は「加工技術を極めた「モノづくり」で世界の産業の発展に寄与し、人々の豊かな暮らしに貢献します。」という経営理念を掲げ、長い歴史の中で豊富なノウハウを積み重ねてきました。この数々のノウハウは、「高級ベアリング用素材」「高精度ハイスドリル」「超精密加工機械」という形で世の中に送り出されています。
同社の工作機械部門は1937年に旧理化学研究所の工作機械製造工場としてその歴史をスタートしており、それ以来小型精密工作機械の開発や製造を行っています。
例えば高性能CNC旋盤や超汎用旋盤、ガラス加工機、テールストック付きくし刃旋盤など、時代のニーズを満足させる機械を提供し、厚い信頼を集めてきました。1987年には同社が提供する超CNC旋盤「UPL-1」が第12回発明大賞特別賞を受賞したという実績もあります。
また、同社が提供する「超精密CNC旋盤UPL-240」を使用した鏡面ミラー、各種レンズなど超精密・高品質部品加工にも対応が可能となっています。
このサイトでは、「CNC自動旋盤」と、複雑な精密部品製造に適した「スイス型CNC自動旋盤」の情報を網羅しています。はじめて“スイス型”を検討する際は、下記リンクもご一読ください。
理研製鋼株式会社が提供しているCNC旋盤には、「高精密CNC旋盤 RNLシリーズ」があります。こちらの機器の特徴は、X・Z摺動面は焼入れ研削を施していること、またスライドにはキサゲ加工を施していることによって、長期に渡る高精度な位置決めを確保できる点です。また主軸軸受にはアンギュラ玉軸受を採用し、同社の独自ノウハウによって調整することによって、難削材を用いる必要がある場合でも高精度な加工に対応できる点がポイントとなってきます。
「高精密CNC旋盤 RNLシリーズ」には「RNL-60」と「RNL-80」の2種類がラインナップされています。この2機種の違いとしては、RNL-60は並列型バイトホルダー専用となっている点に対し、RNL-80は並列型バイトホルダーとタレット刃物台が搭載できることから、多数本のバイトが必要となる複雑なワーク形状に適している、という点が挙げられます。
こちらのCNC旋盤にはオートローダーシステムやロボットが取り付けでき、自動運転対応にもその威力を発揮できる点も特徴のひとつとなっています。また、X軸テーブル上に砥石軸を搭載することによって研削専用機とすることも可能。さらに、バイトとの併用によって粗加工後砥石による仕上げ加工を行う、といった対応もできます。
理研製鋼株式会社は高性能CNC旋盤「RNLシリーズ」を提供しています。こちらのシリーズは、キサギにこだわった機械づくりを行っている点が特徴。RNL-80は並列型バイトホルダーとタレット刃物台を搭載できる仕様となっており、複雑なワーク形状にも対応が可能です。
また、メンテナンスにもいち早く対応する点もポイントといえるでしょう。
位置合わせや芯出しが不要となっており、さまざまな工具形状への対応が可能な機器。主要な工具形状の研磨プログラムは搭載済みとなっている点も特徴です。また、データを呼び出して工具の取り付けを行い、スタートボタンを押すだけで工具の研磨ができるため、誰でも簡単に扱えます。
新たにCNC自動旋盤の導入を検討する際は、機械の性質やメーカーの比較・検討材料となる「基礎情報」も必要です。下記リンクでは、工作機械の種類からCNC自動旋盤の構造まで、幅広く情報をまとめています。ぜひ、ご活用ください。
理研製鋼株式会社のグローバルネットワークについては、公式ホームページに記載がありませんでした。
本社所在地 | 東京都中央区京橋1-1-5 セントラルビル10F |
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電話番号 | 03-5204-3141(代) |
公式URL | http://www.rkn.co.jp |
日本のCNC自動旋盤メーカーの中でも、主軸固定型CNC自動旋盤とスイス型CNC自動旋盤の両方をラインナップしている3社に着目。スター精密、ツガミ、シチズンマシナリー、それぞれのメーカーとしての強みや主力製品などを紹介します。
切り屑トラブルの防止や、
刃物台剛性によるたわみ抑制で
安定生産が叶います。
取り扱い種類が多く、
様々なタイプから自社と
マッチするマシンが選べます。
先進技術と開発力を強みに、
省エネに寄与する
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【選定条件】2022年11月30日時点で「CNC自動旋盤」および「CNC自動旋盤 メーカー」とGoogle検索をし、ヒットした全14社を抽出。その中から、「スイス型自動旋盤/主軸固定型CNC自動旋盤」の両方を取り扱い、公式HP内で販売機械数がカウントできる会社の中から、販売機械数の多い上位3社を選定しています。