匠の技で剛性と精度の高いCNC自動旋盤を製造している野村DS。その優れた技術などの特徴や、代表的な商品の特徴などをまとめてみました。
野村DSは、精密機械製造を中心とした事業を行っている東京の会社です。50年以上の歴史がある会社で、その実績と経験が支える伝統的な精密加工技術が強みとなっています。この匠の技術は脈々と受け継がれ、会社の伝統として存在してきました。たとえ最新技術を駆使した製品を開発したとしても、この匠の技術なしには品質を保つことはできません。この伝統を大事に守ってきたことこそ、野村DSの強みと言えます。
また野村DSのものづくりは、刃物台、工具テーブル、スピンドルなど、全ての部品に強度と精度を求めます。コスト優先ではなく品質にこだわるからこそ、製品の加工精度や切削面の美しさ、繰り返し精度の再現性の高さを保つことができるのです。
野村DSの匠たちの熟練の技術によって施されるのが、研削加工部分の「きさげ加工」。表面に0.0001mm単位の微細な凹凸を手作業でつけるというもので、最新の工作機械でもこのような加工は手作業で行われています。
野村DSのきさげ加工は、当たり面積比率が高く、単位面積あたりの接触圧が小さくなるので耐摩擦抵抗が大きくなることが特徴。これによって一般のきさげ加工よりも精度寿命が長くなることが特徴です。
またこのサイトでは、より加工目的や品質・精度にこだわりたい方へ向けて、「CNC自動旋盤」「スイス型CNC自動旋盤」を扱う国内メーカーの中でも、おすすめの3社をピックアップして紹介しています。こちらもぜひ参考にしてください。
高度な技術を盛り込んだCNC自動旋盤製品がNN-20U5です。刃物台には、熱変位が起きにくい特殊な鋳物を採用し、摺動面にはきさげ加工を施すことで剛性の高さと寿命の長さを実現。また野村DS独自のツールプリセッターがオプションで利用可能です。これは10倍の顕微鏡で刃先を目視し、0.05mm単位での位置調整ができるというもの。刃物の取付を機外で行えることが特徴となっています。そのほか、開口部を広くとることで、切削工具の取付やメンテナンスがしやすくなっていることも見逃せないポイントです。
スタンダードモデルとも言えるNN-20UB10は、工具回転式背面ツールスタンドを搭載し、多彩な複合加工が可能になっています。これも特殊鋳物と摺動面のきさげ加工を採用し、複数の加工工程をこれ一台で、かつ高精度で行うことができます。
NN-20U5は、1次側専用20mm重切削マシンです。オプション仕様により25mmまで対応が可能となっています。
熱変異が起きにくい特殊な鋳物を刃物台に採用していること、また摺動面にキサゲ加工を施すことで高寿命と高剛性となっている点が特徴。また、可動式の操作板を採用することにより、用途に合わせて自動に動かすこともできます。
NN-10EX2では、ベッド・刃物台・ビルトインスピンドルを新しく開発。同社の従来機器と比較すると設置面積を縮小しています。コンパクトなツール配置を実現することによってタクトタイムを短縮。総取付ツールの数も従来の機種と比較すると16本から22本にアップしています。
以下のリンクでは、CNC自動旋盤を選ぶ際に知っておくべき「主軸移動型」と「主軸固定型」の違いや、長い切削材を支えて安定供給を促す「ガイドブッシュ」、刃物台の種類についてなどを解説しています。機種選定の参考にしてみてください。
野村DSは海外に拠点がないものの、タイ、中国、韓国、アメリカ、カナダ、ロシア、イタリア、フランス、スイス、そしてドイツに販売代理店があります。海外でも野村DSのCNC自動旋盤を購入することが可能です。
本社所在地 | 東京都青梅市今井3-1-12 |
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電話番号 | 0428-30-1311 |
公式URL | https://www.nomurads.co.jp/ |
日本のCNC自動旋盤メーカーの中でも、主軸固定型CNC自動旋盤とスイス型CNC自動旋盤の両方をラインナップしている3社に着目。スター精密、ツガミ、シチズンマシナリー、それぞれのメーカーとしての強みや主力製品などを紹介します。
切り屑トラブルの防止や、
刃物台剛性によるたわみ抑制で
安定生産が叶います。
取り扱い種類が多く、
様々なタイプから自社と
マッチするマシンが選べます。
先進技術と開発力を強みに、
省エネに寄与する
マシンを展開しています。
【選定条件】2022年11月30日時点で「CNC自動旋盤」および「CNC自動旋盤 メーカー」とGoogle検索をし、ヒットした全14社を抽出。その中から、「スイス型自動旋盤/主軸固定型CNC自動旋盤」の両方を取り扱い、公式HP内で販売機械数がカウントできる会社の中から、販売機械数の多い上位3社を選定しています。