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中村留精密工業

目次

高い技術力でCNC自動旋盤や自動化を手がける中村留精密工業。その会社の技術的な強みや製品の特徴についてご紹介しています。

中村留精密工業の特徴と主な沿革

中村留精密工業は、創業時は個人の鉄工所でした。旋盤とボール盤だけで始めた事業は、徐々に規模を拡大し、下請けからメーカーへと転身。1962年に油溝切旋盤を発表し、工作機械メーカーとしての歴史をスタートさせました。1972年には、ミクロン単位の精度を誇るレンズ芯取機を製造するなど、その技術力が話題になっています。

その後CNC自動旋盤の開発・製造のほか、小さな町工場でも省力化・自動化が可能になるFA商品を発表するなど、工作機械のみならず自動化のための製品も手がけるようになりました。現在では大型組立工場プラントを複数もち、高精度のものづくりができる設備を保有した企業として事業を展開しています。

参照元:中村留精密工業公式HP(https://www.nakamura-tome.co.jp/history/)

中村留精密工業がアピールする工作技術

中村留精密工業は、製品の研究開発と技術力に強みのある会社です。優れた技術と開発力が評価されています。その技術力は、高精度で均一な仕上げを実現し、不良品の多発問題を解決できるもの。加工タイムの短縮、仕掛品の減少など、顧客それぞれの課題を解決するための提案をしてくれます。ソフトウェア、周辺機器まで自社開発をしているので、一台で問題が解決する優れた提案ができるのは中村留精密工業の大きな強みと言えるでしょう。

またこのサイトでは、より加工目的や品質・精度にこだわりたい方へ向けて、「CNC自動旋盤」「スイス型CNC自動旋盤」を扱う国内メーカーの中でも、おすすめの3社をピックアップして紹介しています。こちらもぜひ参考にしてください。

【CNC自動旋盤】
おすすめメーカー3選をチェック

中村留精密工業の最新機種

SC-200ⅡL

SC-200ⅡL
画像引用元:中村留精密工業公式HP
(https://www.nakamura-tome.co.jp/2023/09/07/sc-200-2l/)
スペックのPOINT
  • ロングベッドを採用することで長尺ワークにも対応
  • 高い加工剛性・安定性を実現
  • ストレスの少ない機械構造により作業者負担を軽減

SC-200Ⅱのコンセプトを継承しながらロングベッドを採用することにより、長尺ワークにも対応が可能となっている点がSC-200ⅡLの特徴となっています。この点から、背面加工ユニットとテールストックの選択が行えます。また、角スライドを採用した高剛性スラントベッドにより、高加工剛性と安定性を実現している点や、ストレスのない機械構造を採用していることによって、作業を担当するスタッフの負担軽減にもつなげられます。

中村留精密工業の主な製品とポイント

中村留精密工業の主力商品として紹介されているのが、JX-200。小型のATC工具主軸を搭載したATC型複合加工機です。2スピンドル仕様で、L/Rの同時加工によって時間短縮を実現しています。

ATC工具主軸が小さいため、加工エリアを広く活用できるのもJX-200のポイント。下タレットを組み合わせることで、L/R主軸の左右同時加工、上下同時加工、また下タレットでのセンターサポートなど、さまざまな加工に対応できるマルチな製品となっています。

また、切りくずが絡むという問題点を解決する「揺動切削」という技術が搭載されている点も見逃せません。工具を振動させ、切りくずを細かく分断することで不良品の発生や機械の停止といったトラブルを防ぐことができます。

参照元:中村留精密工業公式HP(https://www.nakamura-tome.co.jp/products/jx-200/)

連続加工や大量生産が求められる製造業では、どうしても加工トラブルは免れません。下記リンクでは、CNC自動旋盤における切削時や不良部品の問題を回避する方法や、加工ロスを未然に防ぐヒントなどを簡単に紹介しています。

CNC自動旋盤で回避!
トラブル&解決策を知る

JX-20

画像引用元:中村留精密工業公式HP(https://www.nakamura-tome.co.jp/products/machines/jx-200/)

世界最小クラスATC工具主軸「NT Smart Cube」を搭載し、加工エリアをより有効活用できるようになったATC型複合加工機です。

下タレットを組み合わせることで、L/R主軸での左右同時加工や、上下同時、下タレットでのセンサーサポートなど、さまざまな加工に対応できます。

MX-100

画像引用元:中村留精密工業公式HP(https://www.nakamura-tome.co.jp/products/machines/mx-100/)

ATC工具主軸+下刃物台と対向2スピンドル搭載のATC型複合加工機です。振動切削対応機種で、3DSmart Pro AI、QRコンタクトを搭載しています。

コンパクトな6インチATC型複合加工機で、自由自在な省スペースを実現しました。

WT-250II

画像引用元:中村留精密工業公式HP(https://www.nakamura-tome.co.jp/products/machines/wt-250-2/)

変種変量生産型のマルチパーパスマシンです。NT SmartX搭載を搭載し、小さな工具でもパワフルに切削します。また対向2スピンドル、L/R同時加工で時間短縮にもなります。

ジオナビ対応機種、3DSmart Pro AI、Smart Support搭載です。

JX-250

画像引用元:中村留精密工業公式HP(https://www.nakamura-tome.co.jp/products/machines/jx-250/)

真の複合加工を追求した、世界最小クラス工具主軸「NT Smart Cube」搭載の高剛性ATC型複合加工機です。工具主軸が小さい分、長手方向の干渉が少なくなり、より広い加工エリアを確保できます。

またY軸標準ツインタレット搭載なので、クロスオーバーストロークでさまざまな加工にも対応可能です。

NTRX-300

画像引用元:中村留精密工業公式HP(https://www.nakamura-tome.co.jp/products/machines/ntrx-300/)

誰でも簡単に、スピーディにかつ高精度で使えるATC型複合加工機です。R側サブ主軸仕様かテールストック仕様の選択ができ、幅広、低重心設計の高剛性水平ベッド、垂直コラム構造を採用しています。

機械の正面から主軸までの距離が短いため作業がしやすく、ユーザーフレンドリーな構造になっています。

中村留精密工業のグローバルネットワーク

中村留精密工業の生産拠点は、日本の他に韓国工場があります。海外駐在拠点はアメリカ、ドイツ、中国、ベトナムにあるほか、37もの海外販売代理店をもち、グローバルなネットワークを構築しています。

参照元:中村留精密工業公式HP(https://www.nakamura-tome.co.jp/access/)

中村留精密工業の会社情報

本社所在地 石川県白山市熱野町ロ15
電話番号 076-273-1111
公式URL https://www.nakamura-tome.co.jp/

CNC自動旋盤メーカー
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「主軸固定型CNC自動旋盤」と「スイス型CNC自動旋盤」
いずれも相談できるメーカー【3選】

日本のCNC自動旋盤メーカーの中でも、主軸固定型CNC自動旋盤とスイス型CNC自動旋盤の両方をラインナップしている3社に着目。スター精密、ツガミ、シチズンマシナリー、それぞれのメーカーとしての強みや主力製品などを紹介します。

精密部品の安定生産
を重視するなら
スター精密

スター精密イメージ

POINT
  • 「ステップサイクル・プロ」の切り屑分断で⻑時間稼働できる
  • アリ溝案内⾯による刃物台剛性
参照元:スター精密公式HP
(https://star-m.jp/company/business/lathe/index.html)

切り屑トラブルの防止や、
刃物台剛性によるたわみ抑制で
安定生産が叶います。

ラインナップの豊富さ
を重視するなら
ツガミ

ツガミイメージ

POINT
  • 台数が多く選択の自由度が高い
  • 第52回 機械⼯業デザイン賞IDEA 受賞(SS26MH-II-5AX)*
*参照元:日刊工業新聞公式HP[2022年7月20日]
(https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00642977)

取り扱い種類が多く、
様々なタイプから自社と
マッチするマシンが選べます。

環境に配慮した性能
を重視するなら
シチズンマシナリー

シチズンマシナリーイメージ

POINT
  • CO246%、エアー消費量は17%
    減らす技術*でSDGsにも貢献
  • 省エネを⽬指すIoT技術
*参照元:シチズンマシナリー公式HP
(https://cmj.citizen.co.jp/company/sustainability.html)

先進技術と開発力を強みに、
省エネに寄与する
マシンを展開しています。

【選定条件】2022年11月30日時点で「CNC自動旋盤」および「CNC自動旋盤 メーカー」とGoogle検索をし、ヒットした全14社を抽出。その中から、「スイス型自動旋盤/主軸固定型CNC自動旋盤」の両方を取り扱い、公式HP内で販売機械数がカウントできる会社の中から、販売機械数の多い上位3社を選定しています。