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北村製作所

目次

東京の老舗工作機械メーカーである北村製作所。その会社の特徴や技術的な強み、そして代表的な商品といった情報をご紹介しています。

北村製作所の特徴と主な沿革

北村製作所は、1893年に東京で創業した老舗メーカー。セイコーの専属工場として工作機械の製造からその事業をスタートさせ、以来長年にわたって製造業を支えてきました。北村製作所の工場は宮城県にあり、板金や部品、材料などはその周辺の企業との取引をしています。そのため、製品のほとんどは日本産の高品質なもので構成されていることが特徴です。

ただ既製品を販売するだけではなく、顧客の要望や用途、加工内容に合わせて製品をカスタマイズして納品できることも強みのひとつ。ユーザーに適した工作機械を柔軟に作りだしてくれます。

参照元:北村製作所公式HP(https://jknc.co.jp/)

北村製作所がアピールする工作技術

工作機械が使われる現場は、常にその製品を置いて使用するだけのスペースがあるとは限りません。製造業では省スペース化が求められることもあり、工場内の動線に配慮した設計が必要です。また、全体の工程の生産性を考慮すると、自動運転を取り入れるほうがより効果的なケースなどもあります。そういった顧客ごとのニーズに応えるノウハウを長年積み重ねてきたのが北村製作所。特殊ユニットと搬送装置オプションを使ったカスタマイズで、顧客仕様の製品ができあがります。

また北村製作所では、「きさげ加工」という伝統的な技術を使って円滑な駆動を実現しています。これは密着した部品の摩擦を減らしながら潤滑油を供給するための、微少なくぼみをつける技術のことを指します。このきさげ加工と、密着している面の精度の高さが両立することで、はじめて剛性と精度が高い工作機械を生産することができるのです。

以下のリンクでは、CNC自動旋盤を選ぶ際に知っておくべき「主軸移動型」と「主軸固定型」の違いや、長い切削材を支えて安定供給を促す「ガイドブッシュ」、刃物台の種類についてなどを解説しています。機種選定の参考にしてみてください。

CNC自動旋盤の特徴は?
“スイス型”との違いを調べる

北村製作所の主な製品とポイント

北村製作所の主力商品として、小型精密CNCくし型刃物台旋盤のKNC-30GYが挙げられます。Y軸機能付きの主軸、CS輪郭制御仕様と回転工具により、ワンチャックで複数の加工を高い精度で実行できる製品として発表されました。

Y軸の摺動面にきさげ加工を施し、鋳物を採用したキャビネット構造となっているこの製品。安定した精度で長期間使用できることが特徴です。またツーリングエリアには特殊ユニットが搭載できるようになっていて、複数の加工工程を組み合わせた完全自動化を実現しました。

主なラインナップ

KNC-20G
画像引用元:北村製作所公式HP
(https://jknc.co.jp/product/knc)
KNC-20G

KNC-20GをはじめとするKNCシリーズは、北村製作所が長年積み重ねてきた制作ノウハウに加え、先端の技術を結集したクシ刃型小型精密CNC旋盤です。

特徴として挙げられるのが、省スペースである点、さらに高剛性・高精度という点。高品位小物部品の加工を行いたいというニーズがある場合に適した機器となっています。

TX-75/D
画像引用元:北村製作所公式HP
(https://jknc.co.jp/product/tx)
TX-75/D

同社のKNCシリーズをベースとして、タレット型を採用した小型精密CNC旋盤であるTXシリーズ。こちらのシリーズは、コンパクトなサイズであるものの高い精度と剛性を持っている点が特徴です。TX-75/Dは主軸回転数6,000rpm、最大加工径はφ100mm(φ120mmにも対応)、最大加工長は70mmとなっています。

KGI-20NⅡ
画像引用元:北村製作所公式HP
(https://jknc.co.jp/product/kgi)
KGI-20NⅡ

KGIシリーズは、高精度・高剛性・高速回転の砥石主軸を搭載し、内面研削と旋盤加工を1台で実現するCNC旋盤です。左右対称構造の高剛性鋳物ベースにより、熱変異の影響を最小限に抑え、高精度加工を可能にします。KGI-20NⅡは、設置スペースや工数を削減するハイブリッドグラインダーで、1台2役の効率的な加工を提供します。 

加工目的や品質・精度にこだわりたい部品製造のプロ向けに、下記リンクでは「CNC自動旋盤」メーカー3社をピックアップしていますので、こちらもご参考ください。

【CNC自動旋盤】
おすすめメーカー3選をチェック

北村製作所のグローバルネットワーク

公式HPに掲載なし

北村製作所の会社情報

本社所在地 東京都墨田区太平4-13-4
電話番号 03-3625-3628
公式URL https://jknc.co.jp/

CNC自動旋盤メーカー
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「主軸固定型CNC自動旋盤」と「スイス型CNC自動旋盤」
いずれも相談できるメーカー【3選】

日本のCNC自動旋盤メーカーの中でも、主軸固定型CNC自動旋盤とスイス型CNC自動旋盤の両方をラインナップしている3社に着目。スター精密、ツガミ、シチズンマシナリー、それぞれのメーカーとしての強みや主力製品などを紹介します。

精密部品の安定生産
を重視するなら
スター精密

スター精密イメージ

POINT
  • 「ステップサイクル・プロ」の切り屑分断で⻑時間稼働できる
  • アリ溝案内⾯による刃物台剛性
参照元:スター精密公式HP
(https://star-m.jp/company/business/lathe/index.html)

切り屑トラブルの防止や、
刃物台剛性によるたわみ抑制で
安定生産が叶います。

ラインナップの豊富さ
を重視するなら
ツガミ

ツガミイメージ

POINT
  • 台数が多く選択の自由度が高い
  • 第52回 機械⼯業デザイン賞IDEA 受賞(SS26MH-II-5AX)*
*参照元:日刊工業新聞公式HP[2022年7月20日]
(https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00642977)

取り扱い種類が多く、
様々なタイプから自社と
マッチするマシンが選べます。

環境に配慮した性能
を重視するなら
シチズンマシナリー

シチズンマシナリーイメージ

POINT
  • CO246%、エアー消費量は17%
    減らす技術*でSDGsにも貢献
  • 省エネを⽬指すIoT技術
*参照元:シチズンマシナリー公式HP
(https://cmj.citizen.co.jp/company/sustainability.html)

先進技術と開発力を強みに、
省エネに寄与する
マシンを展開しています。

【選定条件】2022年11月30日時点で「CNC自動旋盤」および「CNC自動旋盤 メーカー」とGoogle検索をし、ヒットした全14社を抽出。その中から、「スイス型自動旋盤/主軸固定型CNC自動旋盤」の両方を取り扱い、公式HP内で販売機械数がカウントできる会社の中から、販売機械数の多い上位3社を選定しています。