アメリカ合衆国カリフォルニア州に本社を置く工作機械メーカー「Haas」を紹介。同社の特徴や主な製品などについて調査し、まとめました。
1983年に設立されたHaasは、世界でも大手の工作機械メーカーのひとつとして、立型マシニングセンター(VMC)、横型マシニングセンター(HMC)、CNC旋盤、回転テーブルを主要製品ラインとして製造。さらに大型の5軸や特殊機械の製造も手がけています。
同社の特徴のひとつが、安価な価格で工作機械を提供している点。さらに、業界に先駆けてWEBでのオンライン見積システムを導入した点も特徴であり、これにより広い国土を持つアメリカでも多くの顧客を獲得したとされています。
Haasにおける製造はオックスナードにある本社工場で行われています。同社では精度を確保するために専用のCNC工作機械を使用し、重要なコンポーネントを社内で製造。リーン生産手法やジャストインタイム生産を広く使用して生産能力の合理化を図り、費用の削減を実現しています。さらに、高度なトレーニングを受けたチームが製造を手がけることで品質や費用、信頼性などを確保。その結果、より良い製品をより安い価格で提供することが可能となります。
また、同社の機械工場にある約300のチップ製造工作機械のうち、2/3以上がHaasの機械となっています。そして、生産能力と機能性を高めるために新しい製造設備を追加することで、より多くの部品の効率的な生産が可能となり、ユーザーが負担するコストの削減に繋げています。
さらにこのサイトでは、より加工目的や品質・精度にこだわりたい方へ向けて、「CNC自動旋盤」「スイス型CNC自動旋盤」を扱う国内メーカーの中でも、おすすめの3社をピックアップして紹介しています。こちらもぜひ参考にしてください。
画像引用元:Haas(https://www.haascnc.com/ja/machines/lathes/st.html)
HaasのSTシリーズ高性能ターニングセンターは、ゼロから設計することにより「セットアップの柔軟性」「高い剛性」「高い温度安定性」を実現したシリーズ。同シリーズは、高いコストパフォーマンスによってより良い価値を提供します(チャックサイズ:165mm~457mm、バー能力:44mm~318mm、RPM:1000-6000、HP:15~55)。
画像引用元:Haas(https://www.haascnc.com/ja/machines/lathes/dual-spindle.html)
プログラムがしやすいデュアルスピンドル旋盤が特徴。Y軸、C軸、回転工具と組み合わせたデュアルスピンドルのターニングによって、シングルセットアップにより複数業務を行うことが可能に。パーツ処理やセットアップ時間を短縮し、精度も向上します(チャックサイズ:254mm、バー能力:76mm、RPM:4500、HP:30)。
画像引用元:Haas(https://www.haascnc.com/ja/machines/lathes/toolroom-lathe.html)
非常に簡単な操作が特徴となっていることから、スタートアップや初めて導入するCNC機械としておすすめのシリーズです。同社のCNSシステムが持つ正確な制御と柔軟性はそのままに、使い方が簡単に、価格も手ごろになっている点が特徴です(チャックサイズ:203mm~254mm、スピンドルボア:58mm~89mm、RPM:1800-3000、HP:10)。
画像引用元:Haas(https://www.haascnc.com/ja/machines/lathes/chucker-lathe.html)
8ステーションの自動タレットを標準搭載した超小型のCNCチャッカー旋盤で、ほとんどの荷物用エレベーターに収まるサイズとなっています。こちらの機器は、通信や航空、医療などの業界で使用されている小さな精密部品を対象に生産する場合に適している点が特徴です(チャックサイズ:5C、バー能力:1インチ、RPM:6000、HP:5)。
Haasの工作機械はオックスナードにある本社工場にて製造が行われていますが、工作機械の販売やサービス、アプリケーションのサポートについては各国・各エリアにある「HFO(Haas Factory Outlet)」と呼ばれる代理店により行われています。現在60カ国以上で170以上のHFOが配置(※)されており、高い水準のサポート体制を確立しています。
本社所在地 | カリフォルニア州オックスナード、アメリカ合衆国 |
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電話番号 | 公式HPに記載なし |
公式URL | https://www.haascnc.com/ja.html |
日本のCNC自動旋盤メーカーの中でも、主軸固定型CNC自動旋盤とスイス型CNC自動旋盤の両方をラインナップしている3社に着目。スター精密、ツガミ、シチズンマシナリー、それぞれのメーカーとしての強みや主力製品などを紹介します。
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