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エグロ

目次

μm単位での加工を可能にするロボット搭載CNC自動旋盤のメーカー、エグロについてリサーチしました。会社の特徴や工作技術、製品のアピールポイントなどをまとめています。

エグロの特徴と主な沿革

エグロは、µm単位での高精度加工を得意としているメーカー。工作機械は仕様の決まったものを製造することが一般的ですが、エグロはカスタマイズの個別対応をしてくれることが特徴で、求めるスペックや機能を搭載した旋盤を製造してくれます。また、工作機械を導入することによる自動化・無人化の提案もエグロの得意とするところ。自動で高精度加工ができる機械があれば、無人でも工場を稼働させ、効率のよい生産が可能となります。

そのほか、費用対効果に優れた工作機械、ワークに合わせた工程設計など、工作機械が関わる場面でのサポートの手厚さは見逃せません。ロボットを扱えるサービスマンが在籍しており、工作機械とロボットの両方の知識・技術をもったスタッフが対応してくれるので安心です。

30年以上にわたってロボット自動化の設計開発に取り組んできた実績とノウハウがあり、単に工作機械を製造・販売するだけでなく、生産体制の効率化まで提案できることがエグロの大きな強みとなっています。

参照元:エグロ公式HP(https://www.eguro.co.jp/merit/machine-robot/)

エグロがアピールする工作技術

ミクロンオーダーの高精度加工が、エグロの工作機械のアピールポイント。エグロの機械は、基本的にすべり摺動面とくし刃型刃物台を採用。手作業による「きさげ加工」での製造が高精度加工を支えています。

そのほか、さまざまなカスタマイズも高度な技術を活かしたものとなっています。加工中の切り屑対策や高精度球面加工、余ってしまう端材を減らすための短尺材供給装置など、精度やコストパフォーマンスを高めるためのオプションが様々に用意されています。

このサイトでは、より加工目的や品質・精度にこだわりたい方へ向けて、「CNC自動旋盤」「スイス型CNC自動旋盤」を扱う国内メーカーの中でも、おすすめの3社をピックアップして紹介しています。こちらもぜひ参考にしてください。

【CNC自動旋盤】
おすすめメーカー3選をチェック

エグロの最新機種

ROBO-Station (後付けロボット自動化ユニット)

ROBO-Station
画像引用元:エグロ公式HP
(https://www.eguro.co.jp/products/robo-station/)
スペックのPOINT
  • 現在使用しているEGURO CNC旋盤の自動化が可能
  • 休憩時間、夜間の有効活用が可能
  • 生産性・稼働率の向上が期待できる

エグロの「ROBO-Station」は、後付けすることによって現在使用しているEGURO CNC旋盤を自動化可能。人手不足で悩んでいる、より生産性や稼働率を向上させたい、といった希望がある場合に活用できる自動化ユニットです。休憩時間や夜間など、これまで製造が行えなかった時間を有効活用することによって、効率的な生産が行えるようになります。後付け自動化をエグロで行うことで、ワーク形状に合わせた加工の段取りなども提案が可能です。

エグロの主な製品とポイント

エグロの主力商品は、ロボット搭載自動化CNC自動旋盤のCT-101。

X軸に光学スケールを搭載したクローズドループ制御で、位置決め精度が安定していることがポイント。また搭載されているロボットは、その配置を自由に選ぶことが可能。生産現場に合わせた自由度の高いCNC自動旋盤として販売されています。

この製品を活用して、垂直多関節ロボットによる旋削加工のあとの工程を省人化することも可能です。

主なラインナップ

CT-101
画像引用元:エグロ公式HP
(https://www.eguro.co.jp/products/ct101/)
CT-101

同社が提供しているNUCROBO-101の後継機です。

CT-101はX軸に光学スケールを搭載したクローズドループ制御となっており、安定した位置決め精度を持っている点が特徴。また、コンパクト設計となっていることから自由度が高い点もポイントです。垂直多関節ロボットの配置を選ぶことが可能な自動化仕様となっていることに加え、多数の自動化オプションも用意されています。

SBS-400F
画像引用元:エグロ公式HP
(https://www.eguro.co.jp/products/sbs-400f/)
SBS-400F

両端加工のノウハウが搭載されたコンパクトな専用機です。左右が独立した3軸制御の刃物台による加工を行えることに加え、同軸度・振れ精度安定加工が可能となっています。さらに3軸刃物台仕様を採用しており、オプションを搭載することによって複合加工にも対応ができます。ワークによってくし刃式刃物台・ターレット式刃物台を選択可能です。

新たにCNC自動旋盤の導入を検討する際は、機械の性質やメーカーの比較・検討材料となる「基礎情報」も必要です。下記リンクでは、工作機械の種類からCNC自動旋盤の構造まで、幅広く情報をまとめています。ぜひ、ご活用ください。

CNC自動旋盤の基礎情報をみる

エグロのグローバルネットワーク

公式HPに記載なし

エグロの会社情報

本社所在地 長野県岡谷市御倉町8-14
電話番号 0266-23-5511
公式URL https://www.eguro.co.jp/

CNC自動旋盤メーカー
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「主軸固定型CNC自動旋盤」と「スイス型CNC自動旋盤」
いずれも相談できるメーカー【3選】

日本のCNC自動旋盤メーカーの中でも、主軸固定型CNC自動旋盤とスイス型CNC自動旋盤の両方をラインナップしている3社に着目。スター精密、ツガミ、シチズンマシナリー、それぞれのメーカーとしての強みや主力製品などを紹介します。

精密部品の安定生産
を重視するなら
スター精密

スター精密イメージ

POINT
  • 「ステップサイクル・プロ」の切り屑分断で⻑時間稼働できる
  • アリ溝案内⾯による刃物台剛性
参照元:スター精密公式HP
(https://star-m.jp/company/business/lathe/index.html)

切り屑トラブルの防止や、
刃物台剛性によるたわみ抑制で
安定生産が叶います。

ラインナップの豊富さ
を重視するなら
ツガミ

ツガミイメージ

POINT
  • 台数が多く選択の自由度が高い
  • 第52回 機械⼯業デザイン賞IDEA 受賞(SS26MH-II-5AX)*
*参照元:日刊工業新聞公式HP[2022年7月20日]
(https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00642977)

取り扱い種類が多く、
様々なタイプから自社と
マッチするマシンが選べます。

環境に配慮した性能
を重視するなら
シチズンマシナリー

シチズンマシナリーイメージ

POINT
  • CO246%、エアー消費量は17%
    減らす技術*でSDGsにも貢献
  • 省エネを⽬指すIoT技術
*参照元:シチズンマシナリー公式HP
(https://cmj.citizen.co.jp/company/sustainability.html)

先進技術と開発力を強みに、
省エネに寄与する
マシンを展開しています。

【選定条件】2022年11月30日時点で「CNC自動旋盤」および「CNC自動旋盤 メーカー」とGoogle検索をし、ヒットした全14社を抽出。その中から、「スイス型自動旋盤/主軸固定型CNC自動旋盤」の両方を取り扱い、公式HP内で販売機械数がカウントできる会社の中から、販売機械数の多い上位3社を選定しています。